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  • hong9273

◆大阪弁、知っていますか?◆

皆さん、こんにちは!


外国人の皆さんは「大阪弁」を知っていますか?

これは、関西地方で使われる方言の一つです。




関西に来たことのある外国人の皆さんなら、

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。


学校で学ぶ日本語はほとんど場合が「標準語」です。

ですが、関西地域に住んでいる多くの日本人が

この「大阪弁」を話すのです!


日本語学校で成績のよかった弊社のスタッフも、

大阪にある企業で働き始めた頃、

「学校で学んできた日本語と何かが違う!」と

驚いた経験があるそうです。


では、今日はそんな「大阪弁」について

皆さんにご紹介したいと思います!


 

まず、大阪弁を話す人の特徴は?!


① おしゃべり好きな人が多い!ので、言葉が一言二言多くなる。

② 話したいことがたくさんあるので、早口な人が多い。

③ 相手との距離が近く、親しみのある話し方をする。

「この道をドーンと行って」「ドバッとかける」など擬音語・擬態語が多い。

⑤ 「あれ」「それ」などのこそあど言葉が多い。

⑥ 食べ物に「さん」や「ちゃん」を付ける。


このような特徴があげられます。

では、①~③までは話し方の特徴ですが、④~⑥は、

大阪に長く住む私から見てもとても面白い特徴なので、

例を挙げながらお話しようと思います!


 


「この道をドーンと行って」「ドバッとかける」など擬音語・擬態語が多い。


擬音語・擬態語とはオノマトペとも言われますが、

実際の音・声、物事の状態や動きなどを音で表した言葉のことを指します。


・「チャチャっとやろか。」

―これは手際よく、さっさとやろうか、という意味です。

 動くときに実際にチャチャという音がするわけではありませんが、

 素早く動く様子をチャチャっと、と表現します。


・「そのズボン、ダボダボやな。」

―これはそのズボン、大きいね、という意味です。

 ダボダボは来ている洋服に余裕があったり、大きすぎるときに使う表現です。

 洋服の余裕がある部分をダボダボしていると言ったりします。


・「あそこをキュッと曲がったら」

―これはあそこを90°くらいに曲がったらという意味になります。

 曲がるときにキュッという音はしませんが、

 曲がる動きをキュッという音に例えています。

 キュッという言葉は、ふたを閉めるときや蛇口を締めるときにも使います。

 

日本語にはこのようなオノマトペがたくさん存在しますが、

大阪弁では特によく使われています。



 


「あれ」「それ」などのこそあど言葉が多い。


大阪弁では「これあそこで買ったあれやわ!」というように

他の人が聞いても何が何だかさっぱりわからない.....という表現を使うこともあります。

ですが不思議なことに、家族や友達はこれで理解できることも多いのです!


大阪の人たちは、相手との距離が近く、親しみのある話し方をするとお話しましたが、

このような表現にはその特徴がよく表れているのではないかと思います。

近い距離で人付き合いをする人が多い大阪では、

「あれ」だけでも何のことかお互いよく理解できてしまいます。


ですが、外国人の方からすると理解するのは難しいですよね。

そんな時は素直に聞いてみましょう!

だんだんわかるようになってきますよ。

そしてわかるようになった頃にはあなたも大阪弁を上手く使っているでしょう!



 


物や言葉に「さん」や「ちゃん」を付ける。


これもとても不思議な文化で、

食べ物をまるで人のように扱ったりします。


・あめちゃん(飴)

・おいもさん(じゃがいもやさつまいも)

・おまめさん(豆)

・おあげさん(油揚げ)

・おかゆさん(粥)

・おてらさん(寺)

・おはようさん(おはよう)

・おつかれさん(お疲れ様)

・ありがとさん(ありがとう)


不思議ですよね。

私も小さい頃からたくさん使ってきた言葉です。

前に「お」を付けているので、丁寧な表現とも言えますよね。

感謝の気持ちを表現しているのか、どうなのか.....

でも、なんとなくかわいい表現ですよね。


よく大阪のおばちゃんが「あめちゃんいる?」と

声をかけてくることがあるといいます。

これは嘘ではありません!

私も経験があります。


初めて会う人でもそれくらい親しみを込めて接してくれるのは

大阪の人々のいいところではないかと思います。


もし、気になる大阪弁や、大阪での面白い経験があれば、

コメント欄でお話いただければ嬉しいです。


またパート2もアップロード予定です。

ご覧くださりありがとうございました!



 


※大阪弁といっても地域によって異なり、

 同じ事柄に対しても表現が少し異なる場合があります。

 その点はご理解をいただければ幸いです。


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